【物 流】東邦薬品 厳密な温度管理が可能な定温搬送装置を開発

東邦ホールディングス子会社の東邦薬品は、幅広い温度領域で厳密な温度管理を可能とする定温搬送装置「サルムFZ」を開発した。

近年、希少疾病用医薬品や高額医薬品といった医薬品の流通において特別な管理が求められるスペシャリティ医薬品が増加している。東邦薬品では、このような医薬品に対応した厳密な温度管理・記録ができる「サルムTS」を組み合わせた物流システム「サルム・ソリューション・システム」を2018年に導入している。

今回開発された「サルムFZ」は新型コロナウイルス感染症用ワクチンや、新たに開発される医薬品など、冷凍領域で厳密な温度管理や輸送が求められているケースが増えていることを受けて開発されたものである。「サルムFZ」をラインナップに加えることで、-25℃~+37℃の幅広い温度領域で厳密な温度管理ができるようになる。

東邦薬品は、NEW「サルム・ソリューション・システム」として、医薬品流通における様々なニーズに応えていくとしている。


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