【物 流】JR貨物 2022年5月 輸送動向

JR貨物は2022年5月分の輸送動向を発表した。

コンテナ全体で1,336千トン(前年実績1,414千トン)、前年比は94.5%であった。品目別でみると、新型コロナウイルス感染症拡大による需要低迷のほか、積合せ貨物、家電・情報機器を除く品目で前年を下回った。

食料工業品ではビール類の輸送が堅調であったものの、地産池消傾向の進展により清涼飲料水の輸送量が減少し、全体では215千トン(前年比95.8%)で減送となった。

また、自動車部品では半導体不足や海外からの部品調達困難により、メーカー各社が生産調整を行ったため41千トン(前年比83.6%)で減送となった。そのほか、自動車部品の素材原料となる化学工業品、化学薬品も123千トン(前年比93.2%)、93千トン(前年比91.1%)とそれぞれ低調に推移した。

車扱いについて、新型コロナウイルス感染症の影響緩和により、ゴールデンウィーク期のガソリン需要が増えたため、石油の輸送が増加し、381千トン(前年比108.5%)となった。

コンテナ・車扱いの合計では、1,814千トン(前年実績1,884千トン)、前年比96.3%であった。


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