【物 流】JR貨物 2022年4月 輸送動向

JR貨物は2022年4月分の輸送動向を発表した。

コンテナ全体で1,607千トン(前年実績1,682千トン)、前年比は95.6%であった。品目別でみると、新型コロナウイルス感染症拡大による需要低迷のほか、積合せ貨物、家電・情報機器を除く品目で前年を下回った。

特に農産品・青果物では玉葱が前年の北海道地区における夏季干ばつによる作柄不良のほか、九州地区での2月の低温に伴う生育遅れにより108千トン(前年比85.7%)と低調に推移した。

また、自動車部品では半導体不足や海外からの部品調達困難により、メーカー各社が生産調整を行ったため49千トン(前年比75.0%)で減送となった。

車扱いについて、原油価格高騰や前年よりも気温が高く推移したため、石油の輸送が減少し、396千トン(前年比98.7%)となったほか、セメント・石灰石でも前年比を下回り、87千トン(前年比99.6%)となった。

コンテナ・車扱いの合計では、2,204千トン(前年実績2,269千トン)、前年比97.2%であった。


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