【物 流】ソリトンシステムズ 中部国際空港で貨物牽引車の遠隔運転の実証実験を開始

ソリトンシステムズは日本航空(JAL)、中部スカイサポート(CSS)の協力のもと、中部国際空港にてトーイングトラクターの遠隔運転の実証実験を開始する。

実験に用いるトーイングトラクターは、JALで現在運用されている車両をベースにソリトンシステムズが開発した遠隔運転操縦システムを搭載した。名古屋市内の同社遠隔センターから中部国際空港内での運転資格を有するCSSの社員が車両の遠隔操作にあたる。また車両と遠隔センター間の回線には異なる通信会社3回線の商用LTE/4G回線を用いており、映像通信の高安定と超短遅延を可能とする映像伝送装置Smart-telecaster™ Zaoシリーズを使用している。

今回の実証実験では、障害物検知警告などの機能を具備した遠隔システムによって空港外にいる運転者が空港内の当該車両の走行状態や、周辺状況を認知・判断して遠隔から運転操作を実施する。

ソリトンシステムズおよび協力会社は、実証実験を通して遠隔による運転操作の実効性や走行安全性の評価、確認を行い、トーイングトラクターの空港内運用の生産性向上に資する役割の検証・確認を行う。さらに、その成果に基づいて自動運転機能との相互補完を含む遠隔システムの最適化とその実運用に向け、技術・運用の両面から引き続き取り組んでいく。


・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です