【環 境】ゴールドウイン 服のリサイクル活動で二酸化炭素量70,906.1kg削減

ゴールドウインは事業を通じた環境保存の取り組みとして、服のリサイクル活動「GREEN CYCLE(グリーンサイクル)」を実施している。令和3(2021)年度は、この活動により9,429kgの服を回収した。

同社は平成20(2008)年度からスポーツ用品メーカーとして環境のためにできることを、「GREEN IS GOOD(グリーンイズグッド)」のコンセプトにまとめ、「GREEN MATERIAL(選んで使う)」、「GREEN CYCLE(繰り返し使う)」、「GREEN MIND(大切に使う)」をキーワードに、製品づくりから回収・再生の各段階で、循環型社会に向けての取り組みを実践してきた。

その取り組みの一つである「GREEN CYCLE」では、メーカー・ブランド、質・状態にかかわらず、服を回収し、新たな製品の原料にリサイクルしている。平成21(2009)年に開始された。令和元(2021)年度は、令和2(2020)年度より導入店舗が約30店舗増え、全国の直営店157店舗で服の回収を実施した。回収重量9,429キログラムは、二酸化炭素の発生量に換算すると70,906.1kgとなり、杉の木5,065本が1年間に吸収する二酸化炭素量に相当する。回収した服のうち、ポリエステルやナイロン製のものは、高純度の原料に戻すケミカルリサイクル(※)を行い、ダウンウエアは新たなダウン製品の原料になる。

ゴールドウインは「スポーツを通じて、豊かで健やかな暮らしを実現する」という企業理念のもと、製品の素材を持続可能な資源へと転換し地球環境を改善することを目指している。


※ケミカルリサイクル

化学的に処理して、石油から製造した場合と同レベルの高純度の原料にリサイクルすること


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