【物 流】ライオン ドライバーの体調を見える化・共有化するサービスを開発

ライオンはドライバーの体調を運行管理者と共有することで、安全な運転業務を支援するサービス「コンディションナビ」を開発し、企業向けサービス事業として、2022年4月21日からサービス提供を開始した。

運輸・運送業界においてドライバーの高齢化・長時間労働が問題視されており、体調起因による交通事故は年々増加傾向にある。特に睡眠不足が集中力や注意力の低下を招き交通事故に繋がるケースが知られていることから、同社ではドライバーの体調を運行管理者と共有することで、安全な運転業務を支援するサービスを開発した。

コンディションナビはリストバンド型のデバイスをドライバーが着用することで、毎日の睡眠状況に関する項目(深さ、寝つき、睡眠時間、中途覚醒)を測定し、見える化する。測定結果から睡眠状態を評価し、利用者一人ひとりの体調にあわせて最適な生活習慣アドバイスをスマートフォンアプリで提案するため、自分の生活リズムに合わせた睡眠週間が身につき、安全な運転業務をサポートする。

またドライバーの自己管理だけに任せるのではなく、ドライバーの体調(睡眠/疲労感)をPC管理ツールで運行管理者と共有することで、これまで曖昧だったドライバーの体調を定量的に判断できるほか、データ分析に基づき予測された漫然運転リスク時間帯やドライバーのその日の体調に適した運行管理アドバイスの表示が可能となる。

コンディションナビ導入により、漫然運転等による事故の未然防止に役立てることができるほか、労働生産性、健康意識の向上にも繋げることが可能となる。


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