【物 流】ドコマップジャパン 「運送業界のDX実態」に関する調査結果を発表

ドコマップジャパンは2022年4月18日に、運送業の経営者・役員101名に対し行った「運送業界のDX実態」に関する調査結果を発表した。

調査結果では、運送業経営者の約7割が「運送業界においてもDX推進が重要」と回答し、その理由に「ドライバー不足」や「労働時間問題」、「ドライバーの高齢化」等を挙げた。またDXを推進することで「待機時間の短縮と荷役作業の軽減」や「DXによる効率化・高度化そのものが競争力になる」など期待の声も挙がった。

一方で「DXを十分進められている」と回答したのはわずか12.9%で、DXを進められていない理由として、「DXに関するノウハウがない」が最多で挙げられたほか、「DXに対する明確なビジョンや戦略がない」、「DXを進める余裕がない」等が目立った。また「社員のITリテラシーの低さ」や「元請けのシステム下で業務を行う以上、自社だけでは限界を感じる」といった理由も挙げられた。

DXが進められている業務においては「車両の動態管理」と「従業員の労務管理」がそれぞれ37.6%で最多の回答となったが、「わからない/答えられない/一切進められていない」が34.7%となり次いで多く回答された。

この調査から運送業の経営者にとって、運送業界のDX推進が重要な意味を持っていると捉えられていることが分かった。しかしDXの重要性は理解できても、推進が進んでいない場合がほとんどで、運送業において何をどう進めていったらいいのかが不明確のままであることも明らかになった。ドコマップジャパンは物流需要が増加する中で、いち早くDX化を取り入れる企業が、他社との差別化を図ることができると考えており、どこから始めるべきか悩んだ際は、まず運送業に特化したDXツールを取り入れることを勧めている。


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