【物 流】JR貨物 2022年3月 輸送動向

JR貨物は2022年3月分の輸送動向を発表した。

コンテナ全体で1,758千トン(前年実績1,848千トン)、前年比は95.1%であった。品目別でみると、新型コロナウイルス感染症拡大による需要低迷のほか、福島県沖で発生した地震等の影響により、多くの品目で前年を下回った。

特に自動車部品では半導体不足や東南アジアからの部品調達が困難となり、メーカー各社が生産調整を行ったため55千トン(前年比73.0%)で減送となった。

また、農産品・青果物では北海道地区の夏期干ばつによって132千トン(前年比88.7%)となり、玉ねぎを中心に低調に推移した。

車扱いについて、本年は前年よりも気温が低く推移したため、灯油を中心に石油の輸送が増加し、500千トン(前年比101%)となった。一方、セメント・石灰石では前年比を大きく下回り、121千トン(前年比91.2%)となった。

コンテナ・車扱いの合計では、2,505千トン(前年実績2,586千トン)、前年比96.9%であった。


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