【知 識】伊藤園と大阪府阪南市・熊取町 泉州『お茶のある暮らし』プロジェクト開始

伊藤園は茶畑の造成や栽培、食育など共創による連携で地域コミュニティなどを創出する『泉州「お茶のある暮らし」プロジェクト』を2022年4月に開始する。今後、プロジェクトの充実化を通じて共有価値創造(CSV)を実現し、地域社会・コミュニティとのつながりの強化による持続可能な成長を目指す。

泉州「お茶のある暮らし」プロジェクトは、大阪府泉州エリアを中心に、茶を通じて市民の健康で豊かな生活を支える生活様式の実現に貢献する活動を行い、茶への親しみと飲用習慣を育む。

伊藤園と大阪府阪南市は阪南市民の健康づくり推進等のための「連携と協力に関する協定」を締結しており、これまでに同社の野菜飲料を通じた「健康」サポートや「ウェルネス自販機(R)」の展開など、市民の健康的な生活実現に資する取り組みを実施してきた。

そして今回、大阪府阪南市の遊休農地に茶の苗木を植樹し、茶畑運営や茶摘み、茶づくりなどを通じた地域コミュニティの創出を図る取組みを開始した。大阪府阪南市は、この活動を通じて阪南市産茶葉として他には無い新たな価値(地域ブランド)を確立することで、体験観光など交流人口拡大、SDGsの普及啓発、シティプロモーションを更に推進することを目指す。伊藤園はプロジェクトを通じて茶の飲用習慣が阪南市民のウェルビーイング、幸福感および生きがいなどにどのような有益性をもたらしているかを明らかにする疫学調査研究にも着手する。

また、伊藤園と大阪府熊取町は、持続可能なまちづくりや住民の幸福度の向上等を図ることを目的とした「包括連携協定」を締結し、この協定項目の一つである地域活性化の取組みとして大阪府熊取町にある大阪観光大学と同社で「産・官・学連携協力に関する協定」を締結している。

この産・官・学連携協力の取り組みとして、大阪観光大学観光学部王准教授と伊藤園のティーテイスター(※)が共同で担当する「お茶を楽しむ」授業を正規科目として2022年度後期より開講する。留学生と日本人学生が茶の入れ方や飲み比べ、アレンジ方法などに挑戦するほか、日本茶を通して海外へ向けた日本文化のイメージ発信や外国人観光客向けの新商品提案などを行う予定にしている。


※ ティーテイスター

厚生労働省の認定を受けた伊藤園の社内資格制度「伊藤園ティーテイスター社内検定」の資格保有者


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