【物 流】JR貨物 2022年2月 輸送動向

JR貨物は2022年2月分の輸送動向について発表した。

コンテナ全体で1,353千トン(前年実績1,467千トン)、前年比92.2%となった。 品目別でみると、各都道府県で延長されたまん延防止等重点措置に加え、北日本地区で相次いだ雪害により、紙・パルプ、積み合わせ貨物、化学薬品を除く品目で前年を下回った。

具体的には、北海道地区夏季干ばつの影響に加え、雪害により北海道発着列車の運休が続いた結果、農産品・青果物は101千トン(前年比74.5%)となり、前年を大きく下回った。 

また、食料工業品では、清涼飲料水がコロナ禍における需要低迷に伴い低調となったほか、菓子類や砂糖が雪害により前年を下回り、197千トン(前年比91.6%)となった。一方で、紙・パルプに関しては177千トン(前年比106.2%)となり、前年が需要低迷に伴う生産調整および福島県沖地震による影響を受けた反動で、前年を上回った。

車扱は前年に比べ気温が低く推移したため、灯油を中心に石油が543千トン(前年比102.2%)と増加した。一方、石灰石は113千トン(前年比86.9%)となり、前年を下回った。全体では775千トン(前年実績778千トン)、前年比99.7%となった。 コンテナ・車扱の合計では、2,129千トン(前年実績2,245千トン)、前年比94.8%となった。


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