【流 通】JR貨物 グリーンボンド発行

JR貨物は同社初となる公募社債「グリーンボンド」を発行する。調達資金は「JR貨物グループ長期ビジョン2030」に掲げる「グリーン社会の実現」や「物流生産性の向上」の取組みの中で、グリーンボンド原則等に準拠した環境改善効果の高いプロジェクトに充当される。

JR貨物グループは、全国をつなぐ幹線物流鉄道ネットワークの強靭化と貨物駅の物流結節点機能の強化等、将来につながる成長・戦略投資を積極的に推進しており、こうした投資により、貨物鉄道輸送が持つ環境特性と労働生産性に優れた輸送モードとしての特性を最大限発揮し、2050年カーボンニュートラルやSDGsの実現に貢献する。

グリーンボンドの発行にあたって、国際資本市場協会(ICMA)のグリーンボンド原則2021および環境省のグリーンボンドガイドライン2020年版に定められている4つの要素(1.調達資金の使途、2.プロジェクトの評価と選定のプロセス、3.調達資金の管理、4.レポーティング)に関する方針を記載した「グリーンボンド・フレームワーク」を策定し、日本格付研究所(JCR)より、グリーンボンド原則2021およびグリーンボンドガイドライン2020年版との適合性に対する外部評価(セカンドオピニオン)を取得した。 

 グリーンボンドで調達した資金は2022年7月竣工予定の東京レールゲートEASTの設備投資資金に充当する。JR貨物は「東京レールゲートEAST」と、先行稼働した「東京レールゲートWEST」(2020年2月竣工)とを併せて、同社グループの機能を結集し、入居テナントに対する集荷・配達・保管・荷役・梱包・流通加工等の一貫した物流サービスを提供する。


・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です