【流 通】エプソン 製造現場の色検査自動化を実現するソリューションの受注開始
エプソンは、製造現場における色検査の自動化を実現するソリューション『分光ビジョンシステム SV-700SIO』の受注を、2022年3月8日に開始した。
製造業では、製造工程で発生するロットごとの色の違いを一定程度に抑え、製品品質を確保するために、色のバラツキや表面コーティングの確認など様々な色に関する検査を行う。これらの色検査において、現在普及しているRGBカメラでは微妙な色の違いを判別できない場合があるため、人の感覚に頼った目視での確認検査が多く行われているが、作業者ごとのバラツキ、検査ミスの発生により不良品を市場流出させるリスクがある。
エプソンは、これらの色検査の課題を解決するソリューションとして、自社開発の新技術「MEMS Fabry-Perot Tunable Filter(MEMS ファブリ・ペローチューナブルフィルター)」搭載により高精度、小型化を実現した分光カメラ、分光スペクトルの測定が可能なオフラインソフトウェア(Epson Spectroscopic Vision Tools)を開発した。これにより今まで困難であった色の定量管理を実現し、特定の検査技能者に依存せずに、製造ラインにおける色の安定した品質確保に貢献する。さらに検査の自動化を実現するインラインソフトウェア(EPSON RC+7.0/Vision Guide 7.0)により、検査員の工数削減や製造ライン全体の生産性向上に貢献する。
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