【知　識】ケルヒャー　ジャパンと日大　温水高圧洗浄機を使用したヤマビル駆除実験

ケルヒャー　ジャパンは日本大学薬学部広瀬氏及び教育研究センター講師小山氏と共に、ケルヒャー温水高圧洗浄機『ＨＤＳ　４／７　Ｕ』を使用し、異なる地中の温度下で熱水によるヤマビル駆除の実証試験を開始した。 実証実験は東北以南の日本各地で生息し、一部の県では被害が問題になっているヤマビルの駆除に薬剤を使用しない、熱水による人に優しい新たな駆除手法を生み出すことを目指す。

ヤマビルは一般的に殺ヒル剤や塩で死滅するが、熱水でも死滅すると言われている。そこで温水高圧洗浄機と専用ノズルを用いて熱水によるヤマビル駆除効果を調査する。今回の実証実験では日本大学薬学部広瀬氏、小山氏と共同で効果検証を実施する。

ヤマビルは陸に棲むヒルで東北以南の日本各地に生息し、吸血性のヒル類としては日本本土で唯一の陸生ヒルで、元来、山中に生息するヤマビルだが、近年、地球温暖化をはじめとした自然環境の変化により、吸血源のシカやイノシシなどが生息範囲を拡大したとともにヤマビルの運搬役となったことで、人への更なる吸血被害の拡大につながる要因のひとつになっている。

人への影響は、傷口から細菌感染による蕁麻疹、発熱を生じる場合があり、一部地域では、度重なる吸血によりアレルギーの発症例も報告されている。

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