【物 流】国交省 大型車のタイヤ脱着時のホイール・ナット点検・整備について注意喚起

国土交通省(以下 国交省)は2022年2月18日、車輪脱落事故防止のため、大型車のタイヤ脱着時におけるホイール・ナットの点検・整備について注意喚起した。 

大型車の車輪脱落事故は、大事故につながりかねない大変危険なものであり、国交省も関係機関と連携して大型車のタイヤ交換作業の徹底にかかわる周知や啓発活動を行ってきた。

しかしながら、依然として大型車の車輪脱落事故は発生しており、2020年度は131件、2021年度は2022年1月末までに107件となっている。 最近の大型車の車輪脱落事故は、タイヤ脱着時のホイール・ナットの清掃や潤滑油の塗布、ホイール・ナットが円滑に回るかの確認などの点検・整備が適切に行われていない事案が散見されている。

円滑に回らないホイールやナットを使用してタイヤを取り付けた場合、ナットが本来あるべき位置まで締まらない。そのため、十分な締結力が得られず、走行中ナットが緩み、車輪脱落事故となるおそれがある。

このため国交省は、大型車のタイヤを脱着する際にはホイール・ナットの清掃や、ナットとワッシャーの間を含めて適切に潤滑油を塗布すること、劣化したホイール・ナットは必ず交換するよう呼びかけている。


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