【アジア】センコーGHD 貿易事業の拡大を目指し中国商社TOMIグループに出資参画

センコーグループホールディングス(以下 センコーGHD)は液晶パネル/有機EL製品の材料・部品を取扱う中国商社TOMIグループの貿易部門3社(以下 TOMI貿易部門)の33.4%の株式を取得した。今後、TOMI貿易部門はセンコーGHDの連結持分対象会社となる。

TOMIグループは貿易部門において中国の大手ディスプレイメーカー、スマートフォンメーカーに各種の液晶パネル材料、半導体材料などの電子材料製品を輸入販売している。また、そのような貿易取引を中核事業としつつ、製造部門においてはハイエンドのスマートフォンに向けたガラスを中心とする部品の開発に取り組んでおり、四川省成都市において既に部品の製造工場を立ち上げディスプレイメーカー、スマートフォンメーカーへの供給を開始しつつある。

 一方、センコーGHDはグループ内にTOMI貿易部門と同じ電子材料の貿易を行うSENKO International Trading (以下 SIT)を有している。SITは液晶ディスプレイ用やプリント基板用の材料、原料化学品の輸出入を行っており、TOMI貿易部門とは日中間の電子材料輸出入取引にて提携し、メーカー/ユーザー間の売買を仲介している。

センコーGHDはTOMI貿易部門を連結持分対象会社とすることにより、SITとTOMIグループとの経営資源やノウハウの相互利用を促進させ、電子材料取引の商権拡大と営業基盤強化を目指す。さらに中国におけるセンコーグループの物流ノウハウをTOMIグループの製造事業に活用した物流業務の拡大を通じて、収益力の向上を図る。


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