【流 通】東京海上日動火災保険 運送事業者向けにオールリスク置き配保険を販売

東京海上日動火災保険は運送事業者向けに、置き配専用のオールリスク保険の販売を開始した。コロナ禍の影響や新たな生活様式の下で、ネット通販の利用拡大や非対面・非接触での受け取りとなる「置き配」(※)のニーズが増加している。

その一方で置き配で宅配された荷物の盗難や破損に対して不安を感じる消費者の声は多く、不在時には再配達を選択する消費者が依然として多い傾向にある。また置き配の際の荷物の破損は、配送中なのか置き配中なのか等、責任の所在が不明瞭なものもあり、トラブルの際に対応が難しいという問題も存在する。 運送事業者の人手不足への対応やCO2排出削減という観点から、再配達率の抑制は重要な社会課題の一つとなっている。

消費者のニーズに応えつつ、再配達に起因する社会課題の解決のため、置き配の普及・拡大が求められている。これらを踏まえ、東京海上日動火災保険は運送事業者向けに、出荷人と消費者のリスクも含めて漏れなく補償を提供できるよう、運送事業者向けオールリスク置き配保険を開発した。 運送事業者向けオールリスク置き配保険は、同社の運送保険(ロジスティクスミニ保険)をカスタマイズし、オールリスクかつ全てのタイミングでの事故を補償、様々な置き配場所を担保と実態に見合った保険料を兼ね備えている。

東京海上日動火災保険は今後も、温度管理貨物の置き配保険も検討していくなど、新たなリスクから顧客を守る、最適な商品・サービスの開発・提供を進める。


 ※ 置き配 玄関前など荷物の受取人である消費者から、あらかじめ指定された場所に運送事業者が配達する配達方式


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