【流 通】リコー 植物と空気からできた発泡PLAシートのテスト販売を開始

リコーは温暖化による気候変動や廃棄物による環境汚染といった社会問題の解決に貢献するため、2020年11月から市場開発に取り組んできた、植物と空気からできた新素材「PLAiR(プレアー)」のテスト販売を開始した。

「PLAiR」はトウモロコシやさとうきびなどに含まれるデンプンを原料としたポリ乳酸(PLA)を、独自の「CO2微細発泡技術」で発泡させた、しなやかさと強さを兼ね備えた発泡PLAシートで、今回販売されたのは発泡倍率15倍、厚さ2mm、幅500mm、長さ80mのロール状の製品で、緩衝性・断熱性を備え、型抜きや印刷、溶着などの加工ができる。テスト販売を通じて緩衝材や梱包材から容器などの加工品まで、「PLAiR」のさまざまな用途への活用可能性の検証を目指す。


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