【流　通】ウェザーニューズ　多周波気象レーダーシステムの開発を開始

近年は空飛ぶクルマやドローンなど次世代空モビリティの実用化が注目されている。実用化に向けてはルートに特化した気象情報が必要となるが、従来の技術を活用しても雲の中を高解像度に観測することは難しい。

そこで同社は次世代空モビリティの安全運航や最適なルート選定を支援するため、多周波気象レーダーの開発を開始する。 従来の気象レーダーでは、１つのレーダーシステムに単一の周波数帯を利用する方法がとられているが、今回の研究で開発するレーダーは１つのレーダーシステムに特性の異なる複数の周波数帯を利用することで、雲内部を高解像度に観測し、雨・雪・雲（霧）の判別を可能にする。２０２４年末までにプロトタイプの完成を予定しており、２０３０年ごろの運用開始を目指して研究開発する。

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