【流 通】海床ロボットコンソーシアム 大阪城公園で都市型自動運転船の実証実験

竹中工務店を代表法人とする海床ロボットコンソーシアムは都市型自動運転船「海床(うみどこ)ロボット」の実証実験を2021年12月に大阪城公園の東外堀で実施した。

今回の実証実験では、海床ロボットコンソーシアムが開発する純国産制御システム搭載の「海床ロボット」を、大阪・関西万博の会場である夢洲内の水域に見立てて大阪城公園の東外堀に浮かべ、新しいモビリティの活用可能性を検証した。「海床ロボット」は自動運転船で、海や運河・河川並びに湖沼などの水面に浮かべた床(3m四方)が自動で動き離着岸する。 

 今回の実験で、タブレットのインタフェースの操作することによる「水上自動走行」を、高い精度の位置制御で桟橋への「自動離着岸」を実証した。またデジタルファブリケーションを活用し、用途に応じて船の上屋の変更が可能な仕組みを検証した。

2022年以降は「運搬ドローン連動機能」「複数ロボットの群管理」の検証を目指し、運搬・環境・エンターテイメント・防災など用途に合わせた開発に取り組む予定にしている。都市型自動運転船が、都市部の水辺を拠点に、地域の魅力や付加価値の創造、更には水辺の交通・物流などのさまざまな都市課題の解決に貢献することが期待される。


・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です