【環 境】アサヒビール名古屋工場に太陽光発電設備を導入

アサヒビールはCO2排出量削減の一環として、再生可能エネルギーの活用を推進するため、2022年3月から名古屋工場へPPAモデルによる太陽光発電設備を導入する。

名古屋工場内にある倉庫の屋上に太陽光パネルを1,008枚設置することで総パネル面積は4,090平方メートルとなり、発電見込量は673MWh、発電設備能力は549kWとなる。この太陽光発電設備の導入により、CO2排出量は見込みで年間約287t削減できる。

PPAモデルとは“Power Purchase Agreement(電力販売契約)モデル”の略で、PPA事業者が事業者の敷地内に太陽光発電設備を無償で設置し、発電した電力を事業者が購入するビジネスモデルである。

PPAモデルを採用することで、事業者側は設備における初期投資や設備の維持・管理の負担がないというメリットがある。今回、PPA事業者であるSMFLみらいパートナーズが名古屋工場内にある倉庫の屋上に太陽光発電設備を設置し、そこで発電した電力をアサヒビールが購入する。現在、アサヒビールでは博多工場と茨城工場内に太陽光発電設備を設置しているが、PPAモデルによる太陽光発電設備を導入するのは国内のアサヒグループにおいてこれが初めてとなる。

名古屋工場でのPPAモデルの採用を皮切りに、アサヒビールの各工場において同モデルでの太陽光発電設備の設置拡大を目指す。


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