【物 流】日立製作所 原料ヤード向けドローン活用在庫管理システムサービスの提供

日立製作所は電力事業者や製鉄事業者など向けに鉄鉱石などの原料を船から荷揚げし山積み保管する、広大な原料ヤード(置き場)において、ドローンを活用して高効率な在庫管理を支援するクラウドサービスを開発、提供開始した。 従来、広大な原料ヤードにおける在庫管理には熟練の現場作業員が膨大な工数を要しており、現地で複数のパイル(山)を一つずつ目視で確認し、手入力で在庫情報を帳票化することや一般的な三次元測量ソフトを用いてパイルを個々に識別して計測する必要があった。 

 今回提供を開始したサービスでは、ドローンの空撮により数センチ単位での解像度で、パイルごとに在庫量・空きスペース・形状などの在庫情報タイムリーに収集し、クラウド基板上で蓄積する。

 またAI画像認識技術を用いて原料のパイルを自動解析するほか、解析結果を業務データとして活用できる形式で出力・表示するなど、関係者間での円滑な情報共有も可能となり、現場の在庫状況を効率的に把握することができる。 これにより、広大な原料ヤードの在庫管理に要する業務負荷の軽減や余剰在庫の削減といった適正な在庫管理を支援する。 


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