【環 境】三菱マテリアルなど 宮城県蔵王地域で地熱資源の開発可能性調査を開始

三菱マテリアルは、三菱ガス化学と関東天然瓦斯開発と共同で、宮城県刈田郡蔵王町における地熱資源の開発可能性調査を目的とした共同事業を開始した。同調査事業は2026年9月11日に、エネルギー・金属鉱物資源機構より令和8年度地熱発電の資源量調査事業費助成金交付事業として採択された。

地熱発電は純国産の再生可能エネルギーであり、天候等に左右されず安定的な発電が可能な「ベースロード電源」として注目されている。三菱マテリアルは1960年代から培ってきた地下資源に関する技術と知見を活かし、地熱資源の調査・開発に取り組んできた。これまでに大沼地熱発電所および澄川地熱発電所のほか、安比地熱発電所の開発や山葵沢地熱発電開発事業への参画などを通じて、国内の地熱発電の普及・拡大に貢献してきた。

また同社は中期経営戦略において、再生可能エネルギー事業の拡大に向けた主要施策の一つとして、地熱開発総合力を活かした新規開発地点の開拓を掲げている。今回の調査はその取り組みの一環として実施するものであり、新たな地熱資源の開発可能性を検証していく。

宮城県蔵王地域では、2021年度から三菱ガス化学が単独で基礎調査を実施してきたが、基礎調査により判明した同地域の地熱ポテンシャルの優位性を踏まえ、2026年3月には三菱ガス化学が事業主体となり、三菱マテリアル、関東天然瓦斯開発との共同事業契約の締結に至った。今後、それぞれが有する地熱開発事業に関する知見を統合し、3社で協力して調査事業を推進していく。


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