【知 識】大日本印刷と神戸松蔭大学 IP事業の人材育成で連携協定を締結
大日本印刷(DNP)と神戸松蔭大学は連携協定を締結した。マンガやアニメ等のIP(Intellectual Property:知的財産)領域におけるクリエイティブ創出からビジネス構築までを担う人材の育成を共同で推進する。
両者は、同大学ファッション・ハウジングデザイン学科「IPプロデュースコース」のカリキュラム設計や、大学独自のIPを活用した取り組みの推進などで協働を開始する。
経済産業省は、アニメやマンガ等のコンテンツ産業の海外売上高を2023年の5.8兆円から、2033年に約20兆円まで拡大することを掲げ、その推進に取り組んでいる。日本発コンテンツの輸出が拡大する一方で、アニメ・マンガ等では国内のコンテンツホルダーの収益の最大化や海外展開に向けたビジネス構築が課題となっている。IPを創出するクリエイティブの能力を有するだけでなく、情報発信や海外流通のノウハウ、国内コンテンツホルダーの利益確保のための仕組みづくり等、全体を俯瞰してビジネス開発し、推進できる人材の育成が必要とされている。この課題解決に向けて文化庁は、産学官連携による教育の強化や実践的な育成プログラム構築を支援している。
神戸松蔭大学は大学独自の学びの一つとして、IPの創出からビジネス構築までを担う人材「IPジェネラリスト」の育成に取り組み、これらを一貫して学べる「IPプロデュースコース」(*1)を2026年4月に開講した。
DNPはIPの魅力・価値を最大化し、さまざまな体験へと変換するコンテンツビジネスを展開している。ビジネスの現場ではIPの価値を最大化する創造性に加え、AIなどの最先端技術、IPの権利許諾、海外展開における各国の法律、国内外の流通、海賊版対策などの包括的な知見と対応力が必要とされ、DNPはこれらの技術や知見を有しており、その人材育成にも取り組んでいる。
こういった取り組みを推進する両者は今回、連携協定を締結し、産学連携による「IPジェネラリスト」の育成および新たなIPビジネス創出に取り組んでいく。
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