【物 流】トラスコ中山 自社最大の物流センター「プラネット愛知」が稼働
トラスコ中山は2026年5月18日、自社最大の物流センター「プラネット愛知」(愛知県北名古屋市)の稼働を開始した。
同社は、モノづくり現場に必要なプロツール(工場用副資材)を「必要な時」に「必要なモノ」を「必要なだけ」届ける体制を整えてきた。全国29か所の物流センターに約62万アイテムの在庫を保有し、顧客の副資材調達の利便性向上に努めている。
今回稼働したプラネット愛知は同社29か所目の物流センターで、延床面積は26,971坪(89,162m2)と東京ドーム約2個分の広さに、最先端の物流機器を導入することで、100万アイテム以上の在庫保有と、年間で約1,000億円の出荷を可能とし、業界「最速」「最短」「最良」の納品サービスをより一層高める。さらに1か所で保有できるアイテム数が大幅に増えることで、現在強化中の「ニアワセ+ユーチョク」(荷物詰合わせ+ユーザー様直送)をより強化し、全国どこへでも必要な商品を必要なだけ、ユーザーへ直送できる即納体制を構築する。物流負荷軽減、環境保全に寄与する。
近年、物流・運送業界では、ドライバーの担い手不足や長時間労働が社会課題となっており、それに伴い、時間外労働の上限が規制されるなど働き方改革が進んでいる。さらにカーボンニュートラルへの対応が求められており、物資の輸送に重大な支障が生じる可能性が指摘されている。
プロツール(工場用副資材)流通では、複数の商品が別々に出荷される「荷分かれ」により、出荷個数や配送負荷が増える問題がある。プラネット愛知では、1拠点で保有するアイテム数を増やすことで詰め合わせ精度を高め、荷分かれの抑制につなげる。
「ニアワセ+ユーチョク」は、問屋であるトラスコ中山が販売店(小売業)の先のモノづくり現場のユーザーへ、可能な限り複数の商品を一つの箱にまとめて直送する仕組みで、プラネット愛知では在庫アイテム数を100万アイテム以上に拡大し、1か所で保有するアイテム数を増やすことで、ニアワセの精度を高め、「荷分かれ」による出荷個数増加を抑える。さらに販売店(小売業)経由の中間配送を省略することで、サプライチェーン全体の効率を高め、納期、梱包資材、配送運賃、環境負荷、作業負荷の半減を実現する。
プラネット愛知には、トラスコ中山として初導入となる3次元高速ピッキングシステム「Skypod」(スカイポッド)、クロスベルトソーターなど、国内最大級の高密度ロボット収納システム「AutoStore」(オートストア)を導入した。
環境面では、屋上に3396枚の太陽光パネルを設置した。発電量は1867キロワットで、620世帯分に相当する。中部圏の需要に対応しながら、全国向けの在庫・出荷機能を担う。
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