【流 通】電通スポーツ未来研究所・早大・東海大 「感情のシンクロ」を解明

電通は、早稲田大学・東海大学との共同研究で、脳波や心拍といった生体データの分析などから、スポーツ観戦時に生じる人と人との「感情のシンクロ」の現象を確認し、その特徴を解明した。電通は2025年7月に、スポーツ未来研究所を発足させ、長年のスポーツビジネスを通じて培ってきた知見・ノウハウを生かして、未来志向でスポーツの真の価値を探求する取り組みを推進している。

今回の研究は日本サッカー協会の協力の下、SAMURAI BLUE(日本代表)がFIFAワールドカップの出場権を獲得した2025年3月20日のサッカー日本代表戦(埼玉スタジアム2002)を対象に実施された。スタジアムで観戦中の会場観戦者の脳波や心拍といった生体データを計測するとともに、観戦後の満足度や心理的なつながりについて調査を実施した。あわせてテレビなどの観戦者に対するアスキング調査も行うことで、スポーツ観戦に特有の「ワクワク」「ドキドキ」「ハラハラ」といった感情を定量的に捉え、人の感情が他者と同期・同調する「感情のシンクロ」について解明を試みた。

電通は今回の研究成果を通じて、スポーツ観戦の本質的な価値は、スポーツへの感動にとどまらず、人と人との感情的なつながりにあると考えている。今後は調査データの分析・検証による研究を深め、「感情のシンクロ」のさらなる解明や、スポーツの価値の探求に取り組んでいく。またスタジアムやイベント空間の体験設計、スポンサー企業のコミュニケーション、地域や社会をつなぐ施策などに今回得た知見を活用することで、スポーツを通じた新たな価値の創出を目指す。


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