【知 識】東京大学と楽天証券 大学院経済学研究科において寄付講座を設置

東京大学と楽天証券は、東京大学大学院経済学研究科・経済学部に、寄付講座「リテール・ファイナンス(Retail Finance)」を設置した。

この講座は、一般家計や個人向けの金融商品・サービス等、リテール・ファイナンス分野に関し、日本および世界の現状を調査・分析し、また制度的・実務的な課題を明らかにすることで、日本の個人の資産形成・運用の健全な発展を目指すとともに、それを実現するための基盤的かつ実践的な教育を推進することを目的としている。

人生100年時代への変化、家計の資産形成・運用の重要性は一層高まっている。この講座では、貯蓄から資産形成・投資への流れを踏まえ、慣行・規制・税制等の制度面において改善の余地がないかを探るとともに、デジタル化やAIの進展が金融業にもたらす変化およびその課題についても考察する。また家計の貯蓄・投資行動の実証分析のほか、家計の資産形成・運用をめぐる構造的変化が企業の資金調達や資金循環に与える影響等についても、研究対象とする。

同講座ではリテール・ファイナンスの発展に資する金融システムのあり方を明らかにし、規制・税制などに関する政策や、コーポレートガバナンスなど業界団体レベルでのルールに関する具体的な改善案を検討する。シンポジウム等を通じて産官学の対話を促進し、社会的合意形成に貢献する。

教育面では、東京大学経済学部の重要な科目である「金融II」をサポートし、家計と企業を結ぶ金融の基盤的知識を学生に提供するとともに、実務との接点を持つ学修機会の充実を図る。


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