【環 境】FDK ニッケル水素電池をPFASフリー製品としてリニューアル

FDKは、同社製ニッケル水素電池HR-3UTG/HR-4UTGを、PFASフリー(※)製品としてリニューアルし、2026年4月から量産出荷を開始する。同社は1991年から35年間、家電・セキュリティ・医療・車載アクセサリなど様々な用途向けに、「幅広い温度範囲で使用できる」、「充電して繰り返し使用でき環境にやさしい」、「リサイクル性が高い(使用済みニッケル水素電池はニッケルやコバルトなどを分離精製、再利用されるため)」、「安全性が高い(電解液が水溶性であるため)」といった特長を有するニッケル水素電池を製造・販売している。

近年の動向としてPFASの製品への使用を規制する動きが強まっている。PFASは、水や油をはじく性質を活かして日用品から工業製品まで幅広く使われている。一方、自然の中で分解されにくく、人や動物の身体に少しずつ蓄積される可能性があると言われており、環境や健康への影響が懸念されている。

PFASは二次電池の性能や寿命を安定させる重要材料としても広く使用されており、同社製ニッケル水素電池にも使用されていたが、より環境にやさしい電池を提供したいとの技術者の想いから、非常に技術的ハードルが高い開発に取り組んだ。

その結果、PFASを新規材料で置き換え、新たな製法を適用することで現行製品と同等の電池特性を維持したPFASフリーのニッケル水素電池HR-3UTG/HR-4UTGの開発に成功した。製造から廃棄までの一連の工程で環境負荷を低減したニッケル水素電池を安定供給することで、持続可能な社会への貢献ができるようになった。

同社製ニッケル水素電池は、ISO9001・ISO14001認証を取得した高崎工場で生産する。また、PFAS以外の環境面についても、RoHS指令、欧州電池規則(2023/1542)などの環境法令に準拠している。


※ 「意図的使用なし」を意味し、素電池を対象としている


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