【流 通】東急建設 「スマート林業」推進のためラジコン式伐倒作業車を本格導入

東急建設は、東京都あきる野市で進めている「スマート林業」の実証事業フィールドにおいて、松本システムエンジニアリングが開発したラジコン式伐倒作業車「シン・ラプトルII」を林業分野では日本で初めて本格導入(※)する。

シン・ラプトルIIは、木を安全にそして狙った方向にコントロールしながら切り倒して伐採する林業の基本作業である伐倒と、切り倒した立木の搬送をオペレーターが離れた安全な場所からラジコン操作で行う無人作業車であり、伐採した立木を集めやすいように一定間隔の「列」を作って機械的に間伐を行う搬出型列状間伐に対応する。最大45度の傾斜地に対応し、ボタン一つで伐倒を自動実行できるなど、高い安全性と作業効率を両立している。

全国の山林では所有者の分散や林業従事者の高齢化・減少により、管理が十分に行われていない森林の増加が課題となっている。土砂災害リスクの高まりや、木材生産機能・生物多様性の低下など、森林が本来持つ多面的機能の発揮を阻害する要因にもなっている。

一方で伐倒作業をはじめとする林業は、急傾斜地や足場の悪い環境下での作業が多く、依然として労働災害リスクが高い。生産性と安全性を同時に高めていくためには、危険作業をできるだけ機械に置き換え、データに基づき作業の効率化を図る新しい森林経営の手法が求められている。

東急建設は建設事業で培ってきた安全管理、多様なステークホルダーとの調整力、ICTの活用による作業効率化のノウハウを活かし、東京都あきる野市小和田・戸倉地区において、作業道整備から搬出型列状間伐、伐採木の販売までを一体で行う「スマート林業」の実証事業を進めている。実証の主要な施策の一つとして、このたび「シン・ラプトルII」を本格導入する。

※森林経営管理計画に基づく間伐作業現場における導入として日本初


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