【流 通】DNP SNS連動デジタルマップと人流データを掛け合せたサービス提供

大日本印刷(DNP)は、「DNP MAPベース地域振興情報発信プラットフォーム Place2B(プレイストゥビー)」に人流データ分析を組み合わせて、より効果的な地域情報の発信や周遊創出を支援するパッケージサービスの提供を、2025年12月に開始した。

Place2Bは、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)と連動して地域の多様な情報を発信するプラットフォームで、今回の人流データ分析との連動によって新しい価値の提供につなげていく。

このサービスは、Azira日本総代理店であるマカグアが提供する世界規模のオフライン行動データを活用して、観光地や各地域の事業者のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するもので、持続的な地域振興に貢献する。

同サービスは、沖縄県国頭村(くにがみそん)における観光DX推進事業委託業務に採用された。

旅行先で得た情報に加え、SNS等を利用して情報を収集するなど、生活者の旅行や観光の際の行動プロセスが大きく変化している。各観光地では、知名度が比較的低い観光スポットの認知度向上や観光地周辺の周遊創出の実現に向けて、旅行者のオンライン/オフラインの行動データを連動させたOMO(Online Merges with Offline)型のマーケティングへのニーズが高まっている。

このようなニーズに対してDNPは今回、SNS連動によるリアルタイムな情報発信が可能な「Place2B」に、本人の同意を前提に取得した旅行者の位置情報から生成した人流データを組み合わせることで、旅行者の行動に合わせて最適な情報を届けられるパッケージサービスを開発した。

DNPはこのパッケージサービスを自治体や地域の観光協会、観光地域づくり法人(DMO:Destination Management Organization)などへ提供して、人流データ分析で得られた結果と地域の観光資源を掛け合わせによる、効果的なプロモーションを支援していく。


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