【アジア】ブルボン ベトナム・ザライ省でカカオ豆の原料産地開発に関する覚書締結

ブルボンはカカオ豆の安定調達と現地産業の発展を目的として、ベトナム・ザライ省で現地企業と「ザライ省におけるカカオ原料生産地域の開発および安定的な消費の確保に取り組む覚書」を締結した。

昨今、アフリカを中心としたカカオの主要産地において気候変動等の要因を背景としたカカオ豆の収量不足が続いており、カカオ豆ならびにカカオ原料の価格高騰および調達の不安定化が深刻化している。

こうした状況の中、ブルボンは新たなカカオの調達国として近隣のアジア圏で栽培・発酵技術の評価が高く、近年生産量が増加傾向にあるベトナムに注目し、同国のカカオ産業の持続可能な発展に資するべく、覚書を締結した。

覚書にはカカオ豆の持続的かつ安定的な調達を目指した7年間の購入契約に加え、ベトナムのチョコレート製造・輸出企業Trong Duc Cacaoとの持続可能なカカオ原料産地形成を目指す協力プログラムの一環として、現地のカカオ農家に3年間で約40,000本を超えるカカオの苗木を無償提供する項目を含んでおり、現地におけるカカオ栽培面積の拡大や生産性向上を目指す。

また安定的な調達を図ることで住民所得向上を目指すとともに、さらなる品質向上にも取り組み、ザライ省産カカオ原料の高付加価値化を図ることで地域の持続可能な発展に貢献していく。

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