【流 通】DNP 出向起業型カーブアウト第1号企業「DigKnow」設立を支援
大日本印刷(以下:DNP)は、社員が会社に在籍したまま社外の資本を得て起業できる「出向起業型カーブアウト(*)」の仕組みを活用しており、その第1号案件として、社員自らが資金調達を行い設立した新会社「DigKnow(ディグノウ)」が登記された。
DigKnowは、DNPが2024年に立ち上げた新規事業開発プログラム「OneABスタジオ」から生まれた初めての会社で、DNPは社員が自らの発想と専門性をもとに経営に挑戦する"出向起業"モデルとして、新しいキャリア形成の仕組みづくりを進めるとともに、出資を通じて同社の成長を支援していく。
DNPは2024年に、社員の創造性を起点に社会課題を解決する新規事業の開発プログラム「OneABスタジオ」をスタートさせた。社員の事業開発スキルの育成や社外パートナーとの共創などを資金・体制面で支援し、多様な新規事業テーマを同時多発的に創出・推進している。
こうした取り組みの出口戦略として導入したのが「出向起業型カーブアウト」の仕組みで、社員はDNPに在籍したまま自己資本を投じて起業し、ベンチャーキャピタル(VC)や投資家等から資金を調達して独立経営に挑戦する。DNPもパートナーの1社として事業活動をサポートする。
この仕組みを通じて、社員は安定した環境で経営の経験を積みながら、社会課題を解決する価値の創出に挑戦できる。DNPはこうした仕組みを通じて、社員の挑戦を支える企業文化の醸成と、社員が"社外で学び、社内へ還元する"循環型のイノベーションを目指す。
* カーブアウト
自社の事業の一部を切り出すことにより、新会社として独立させること
・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です
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