【流 通】三井倉庫ビジネスパートナーズ 「貸金庫の予備鍵管理サービス」開始

三井倉庫ビジネスパートナーズは、金融機関向けサービス「貸金庫の予備鍵管理サービス」の提供を開始した。ファーストユーザーとして三十三銀行の採用が決定した。

金融機関では貸金庫の管理体制の強化が求められており、それに伴い予備鍵の管理を支店から本部に移行する動きが加速している。特に多数の支店を持つ三十三銀行では、鍵の保管、貸出・返却記録、紛失時の対応など、鍵管理にかかる人的コストの削減と、セキュリティレベルのさらなる向上が喫緊の課題となっていた。三井倉庫ビジネスパートナーズは、長年にわたり培ってきた高セキュリティな倉庫の管理や厳格な入出庫管理のノウハウを鍵管理に応用することで、これらの課題を解決する。

「貸金庫の予備鍵管理サービス」は、三井倉庫ビジネスパートナーズの堅牢な施設内で、鍵を安全に保管する。24時間体制の監視システムと厳格な入退室管理により、不正アクセスや紛失リスクを最小限に抑える。また鍵の貸出・返却を、ワークフロー機能を有する鍵管理システムで記録・追跡することで、リアルタイムでの利用状況把握に加え、履歴や在庫の管理を実現し、銀行職員の鍵管理業務の負荷を大幅に軽減する。

今後、三井倉庫ビジネスパートナーズは、「貸金庫の予備鍵管理サービス」を金融業界における新たなスタンダードとすることを目指す。今後は、鍵管理にとどまらず、金融機関が抱える物理的な資産管理に関する幅広いニーズに対応できるよう、サービスの拡充を図っていく。


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