【環 境】三井化学など 再生プラスチックの品質安定化と製造工程効率化を目指し協業
三井化学は、萩原工業、丸喜産業と日本電気(NEC)との連携により、AIを活用したマテリアルズ・インフォマティクス技術により、再生プラスチックの品質安定化と製造工程の大幅な効率化を目指す協業を開始する。
持続可能な社会の実現に向け、廃プラスチックを再利用する取り組みが求められる一方で、利用できる廃プラスチックの量や質が日々変動するため、添加剤の種類や量を都度調整する必要があるなど、安定した品質の確保が課題となっている。
この協業では、三井化学と萩原工業が共同開発した粘度均一化装置を活用し、丸喜産業の膨大な粘度データをNECのMI技術で分析することで、再生プラスチックの材料をリアルタイムで調整することができ、製造全体の所要時間を従来比25%削減することを目指す。
4社は今後、製造現場の省力化や、資源循環の促進による持続可能な社会の実現に向け、実証を進め早期の実用化を目指す。
・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です
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