【知 識】ゼンリングループとマップフォー 資本業務提携契約を締結
ゼンリンとマップフォーは業務提携契約を締結した。提携により、両社の強みとノウハウを結集し、地図データ整備の効率化・多用途化を加速させ、社会課題の解決に貢献するソリューション開発を推進する。また、業務提携に合わせて、ゼンリンのCVCであるゼンリンフューチャーパートナーズからマップフォーへ出資を実施した。
ゼンリンは地理空間情報サービス企業として、高精度な空間情報の収集・整備・更新技術を活かし、膨大なデータをあらゆる用途に最適化して提供することで、社会に貢献し続けることを企業活動の基本としている。2025年4月に発表した中長期経営計画ZENRIN GROWTH PLAN 2030では「共創社会における社会的価値創造」をテーマに掲げ、データを活用して社会課題・地域課題の解決を支援するDXソリューションの開発を強化するとともに、将来のデジタルツイン社会の基盤に資する高度時空間データベースの構築に取り組んでいる。
マップフォーは名古屋大学発のスタートアップで、「社会の変革と創造へ、技術で導く。」ビジョンのもと、自動運転や測量、インフラ、ロボティクスなど幅広い分野向けに、AIを活用した3次元空間認識技術「空間知能」を開発・提供している。人手不足が深刻化する現代社会において、マップフォーが持つ高精度かつ高速な3次元地図データの作成・後処理技術は、業務の自動化や効率化を可能にし、より安全で持続可能な社会インフラの実現に不可欠なコア技術として、その役割を拡大している。
提携により、両社の強みを最大限に活かした研究開発・用途開発を加速させ、インフラの老朽化対策、人口減少社会における次世代モビリティの推進やスマートシティの実現など、日本社会が直面する喫緊の課題への対応を強力に推進する。
・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です
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