【物　流】篠崎運送倉庫　岩手県北上市に純木造定温倉庫を竣工

篠崎運送倉庫は２０２５年１０月１日、岩手県北上市に東北地方で二棟目となる木造定温倉庫を竣工した。二酸化炭素の排出量を極力抑える工夫が随所に施した。

北上市は東北地方の交通の要衝として重要な役割を担っており、広範囲な物流を効率的に展開する上で戦略的な拠点となる。この地に増設された新たな倉庫は、同社にとって北上市では二棟目となる木造定温倉庫であり、環境負荷の低減に配慮した持続可能な物流への取り組みを象徴する。

同倉庫は温度・湿度管理を徹底した定温機能を備え、北上市をはじめとする東北地方で生産される玄米を最適な状態で保管できる。これにより、生産者は収穫後の品質管理が不要となり安心できるとともに、市場への安定供給にも貢献する。

篠崎運送倉庫は多数の大型車両を保有しており、同倉庫の竣工により東北各地からの集荷から倉庫での保管、そして顧客への配送までを一貫して自社内で完結できる体制がより一層強化する。輸送コストの最適化、リードタイムの短縮、そして顧客へのきめ細やかなサービス提供が可能となる。

今回の定温倉庫の増設は、東北地方全体の玄米の物流の効率化と安定化に大きく寄与するものとした。今後も同社は、地域社会のニーズに応えるべく、安全で高品質な物流サービスの提供に努めていく。

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