【環 境】東急コミュニティー 既存建築物のZEB化実現を促進させるサービス提供

東急コミュニティーは2025年10月より、修繕計画の段階で省エネルギー性能の可視化を図り、環境不動産(ZEB化)の実現を促進させる「ZEB Quest」の提供を首都圏にて開始する。

同社はこれまでも独自のBELS認証取得支援ツール「EMドック(※1)」を活用し、建築物の省エネルギー性能を把握、脱炭素社会の推進や建築物の資産価値向上に努めてきた。建築物のZEB化件数は年々増加しているが、既存建築物のZEB化普及スピードは新築建築物と比較して遅く、ZEB化に占める既存建築物の累積実施件数の割合は年々低下しており、既存建築物のZEB化の普及促進が課題となっている。このような状況を打開するために「ZEB Quest」をリリースする。

「ZEB Quest」は、東急コミュニティー独自のBELS認証取得支援ツール「EMドック」を活用した分析調査を起点としている。修繕計画の策定段階で「EMドック」による分析調査を実施し、建築物の現状を把握する。建築物の省エネルギー性能、特に外皮の断熱性能を示す指標であるBPI(Building Palstar Index)と設計一次エネルギー消費量を地域や用途ごとに定められた基準一次エネルギー消費量で割った値であるBEI(Building Energy Index)の値を算出し、修繕計画にどのような改修を加えるとBPI・BEIの数値を下げられる(※2)かを可視化する。現状把握が行えることにより、「ZEB」「Nearly ZEB」「ZEB Ready」「ZEB Oriented」の中から対象の建築物に最適なZEB化の方法を提案する。目標値を明確にすることで、効率的かつ効果的なバリューアップ工事が行える、修繕計画にZEB化計画を盛り込んだ。


※1 EMドック

Enchanted in 1 Minute(1分で魅了する)をコンセプトに1枚のシートで見やすく分かりやすく調査結果をまとめ、独自の分析により建物の現時点での環境認証(BELS・ZEB)の★レベルを判定・向上に向け適切に支援するツール

※2 BPI・BEIの数値が下がることでZEB化が進む


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