【物 流】eve autonomy 野外対応自動搬送サービスを拡張する新ブランドを発表

eve autonomyは、屋内外対応型の無人搬送サービス「eve auto」の拡張を象徴する新ブランド「eve auto plus(イヴオートプラス)」を発表した。

「eve auto plus」は、既存のeve autoサービスに新たな価値を付加し、顧客の多様な現場環境や課題に柔軟に対応するオプション品・拡張機能群に付与される新ブランドで、単なる「搬送の自動化」にとどまらず、現場における課題解決を支えるソリューションの提供を目指し、幅広い現場に寄り添う“拡張性のプラットフォーム”として進化を遂げ続ける。

eve autonomyはこれまで、工場や倉庫を中心に様々な業界の屋外搬送業務の自動化を幅広く支えてきた。その中で導入される現場ごとに運用環境や課題が大きく異なること、そして既存運用を大きく変えることなく、安全・安心に対応できる仕組みが求められることを実感してきた。

こうした実態を受け、eve autoの基盤に多様な拡張機能を組み合わせ、安定した自動化を実現する体系化の必要性が高まった。eve auto plusは現場の声に応え、eve autoの進化と拡張を象徴する新たな枠組みとして誕生した。

eve auto plusはeve autonomyが開発する純正オプションにとどまらず、他社製品の認証・連携を視野に入れた展開も見据えている。これにより、eve autonomy、顧客、そしてパートナー企業がつながり合い、新たな機能や活用事例が加速度的に広がるエコシステムの構築を目指す。

同社は新ブランドの発表に合わせ、製品の一部も公開した。車両本体に取り付けられる電光掲示板は、両前方や左右、後方にメッセージを表示可能で、走行状態や注意事項を周囲に効果的に伝えられる。最大30m離れた場所からも確認可能である。このほか台車を連結しけん引している際、ウインカーが荷物で隠れても無線で遠隔操作できる後付けのウインカーや、走行中の搬送車と連動する場内信号機もラインアップした。

eve autonomyは、eve auto plusを通じて、導入現場ごとに異なる運用環境や課題に対応しながら、既存の運用を損なうことなく、搬送の自動化をスムーズに活用できる拡張機能の提供を進める。また既存の自動搬送サービスと連携した新たな機能やアクセサリーの開発を推進し、現場の多様な要望に応じた“自動化の選択肢”を提供することで、導入価値を高める。


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