【物 流】Phoxter サントリー大阪工場に無人搬送ロボットシステムを導入
Phoxterはサントリー大阪工場に、AMR(無人搬送ロボット)システムを導入した。通常、高重量の原料資材の搬送にはフォークリフトやコンベア、RGV(有軌道無人搬送車)などの手段が用いられるが、AMRシステムでは倉庫から製造エリアまでの原料搬送を自律走行するAMRにより行い、従来人手で行っていた工程を自動化している。
サントリー大阪工場では2024年から2025年にかけて、生産能力増強および美味品質向上に向け55億円の設備投資を実施しており、それらの設備投資の一環として、現場技術者が負荷の高い作業から解放され、より美味品質の追及に時間を割くことができるよう、Phoxterが提供するAMRシステムを採用した。
物流効率化法の改定に伴い、製造物流においても省人化や合理化のロードマップ策定が進む中、システムの柔軟性や拡張性を備えたAMRへの期待は一層高まっている。それに伴い、システムが複雑化し、インテグレーションにおけるノウハウの重要性も増している。
今回導入された搬送システムにおいても、搬送の起点や終点における受渡しの形態、連携するシステムが異なることを踏まえ、Phoxterはサントリーをはじめ各システムインテグレーターと協力して立ち上げ、様々な知見を得ることができる。今後も引き続き、搬送効率化の最適解を模索するとともに、工場内を流動する原料資材・仕掛品の滞留時間や数量を最適化できる仕組みの構築を進める。
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