【アジア】井上石灰工業 中国に合弁会社を設立
井上石灰工業は中国の青島華綺新材科技(以下 青島華綺)と、合弁会社、青島華綺井上新材料を設立する。
合弁会社は、井上石灰工業が140年にわたり培ってきた高活性酸化亜鉛や水酸化カルシウムに関する独自の技術力・品質管理ノウハウと、青島華綺が持つ中国国内の製造・販売ネットワークを融合させる。これにより、品質と価格競争力を両立した高付加価値製品を中国国内および東南アジア市場へ供給し、世界のゴム材料分野における新たな価値創造を目指す。
14億人を超える人口を抱え、世界一の自動車生産台数を誇る中国は、ゴム材料をはじめ様々な分野で非常に魅力的な市場でもある。井上石灰工業は2018年より青島華綺を正規代理店とし、中国市場での製品展開を進めてきた。8年間にわたる協力関係の中で、井上石灰工業の持つ日本の高い技術力と、青島華綺の持つ現地の市場ニーズへの深い理解と販売力を組み合わせることで、大きな成長が見込めると確信し、合弁会社設立に至った。新会社は現地生産により製品価格を輸入品に比べ低減させることを可能にし、価格競争力を確保する。同時に、粉末状の材料をマスターバッチ化することで、製造現場での粉塵の発生をなくし、作業環境の改善にも貢献する。
・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です
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