【物 流】メニコン 物流センターに仏・Exotecの倉庫自動化ソリューション導入
メニコン、福山通運、IHI物流産業システムと仏Exotecの日本法人Exotec Nihonの4社は、Exotecが開発した倉庫自動化ソリューションSkypodを、福山通運が所有・運営するメニコン向け物流センター(千葉県八千代市)に導入する。Skypodが国内で運用されるのは初めてで、2026年下旬の稼働開始を予定している。
Skypodは、前後左右上下の3次元方向に走行可能なロボットが、対象商品をピッキングし、作業者のもとへ搬送する。属人的作業に比べ、保管効率・出荷速度・作業品質を飛躍的に向上させることができる。次世代モデルは、従来モデル比で出荷処理能力を最大50%、保管密度を約30%高める。さらに、オーダーごとの優先度や配送ルートを考慮した出荷順序の最適化、バッファー機能、ECと店舗向けを単一システムで処理可能なオムニチャネル対応、モジュラー構成による段階的な拡張と高い稼働率などの付加価値機能により、単なる省人化にとどまらず、ピーク時の安定運用とリードタイム短縮に寄与する。
メニコンと福山通運は、2026年3月期下半期に予定しているメニコンのマレーシア新工場の稼働開始に伴う物量増加への対応と、将来の人手不足に備えた省人化推進を目的とし、次世代Skypodの導入を採用した。
IHI物流産業システムとExotecは、課題解決とビジネス成長への貢献を目的として、戦略的パートナーシップを結んでいる。IHI物流産業システムは、このプロジェクトにおいて全体の統括を担い、エンジニアリング・据付・アフターサービスまでを一貫して対応する。Exotecは倉庫自動化ソリューションSkypodを主軸に、従来の倉庫運営を革新し、物流をコストセンターからプロフィットセンターへと転換する取り組みを推進していく。
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