【知 識】日本IBM 県境を超えた災害対応を実現する防災情報システム」稼働を支援
日本IBMは、広島県と鳥取県とともに構築した「広島県・鳥取県共同運用型防災情報システム」が、2025年4月1日に運用を開始し、安定稼働していることを発表した。
日本は自然災害が多く、近年では異常気象により激甚化する傾向が続いており、防災対策は喫緊の課題となっている。特に各自治体が保有している防災情報システムは、自組織での利用のみを想定しており、組織を超えた対応が取りづらいという課題があった。災害発生時には、被害や災害対応が複数の県に跨る場合もあり、他県との応援・受援を円滑に行えるようにするため、全国で初めて、複数の県で共同運用可能な防災情報システムを構築することとなった。
「広島県・鳥取県共同運用型防災情報システム」は、IBMのパッケージ・ソリューションを基に構築されている。デジタル庁のデザインシステムを踏まえ、防災情報システム向けにカスタマイズした最新のUI/UXを取り⼊れて、初⾒でもわかりやすい、災害対応の現場のニーズに配慮したデザインを採⽤した。
また従来の県⺠向けポータルサイトは、各種災害情報の発信に留まっていたため、住⺠が即座に取るべき避難⾏動が分かるよう導線設計を⾒直し、「広島県防災Web」、「⿃取県防災Web」としてリニューアルした。これにより⾏政側の情報収集や、意思決定の迅速化、県⺠の迅速な避難⾏動を⽀援する。
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