【知 識】YKK APと富山大学 アルミの資源循環などに関する共同研究講座を設置
YKK APと富山大学は「アルミ再生・循環システム工学(YKK AP)共同研究講座(※)」を設置した。
YKK APはビジョン「Evolution 2030」の柱に、地球環境への貢献を掲げ、脱炭素化・循環型社会実現に向けた仕組みづくりを推進している。製品素材のリサイクル技術確立を目指し、2030年度までにアルミリサイクル率100%(国内)達成を目標に掲げている。
アルミリサイクル率の向上には、市中から回収される多様なアルミニウム合金スクラップから不純物を効率的に除去する技術や、除去しきれない不純物を含んだ状態でも材料として高い特性を発揮させる技術の確立が不可欠とされる。YKK APはこれらの課題解決を加速させるため、軽金属材料の研究、特にアルミニウム分野で高度な技術や学術的な知見を有する富山大学に共同研究講座を設置し、アルミニウム合金スクラップからの不純物分離プロセス、不純物を含むアルミニウム材料の特性改善とアルミニウムリサイクル工程のエネルギー削減に関する研究を行う。
※ 共同研究講座
大学と企業などの外部機関が共通の研究課題についてそれぞれの強みを生かし、対等な立場で共同研究を行うための制度。大学内に研究組織を設置し、一定期間継続的に研究活動を行う
・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です
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