【環 境】阪神本線・神戸高速線にアサヒ飲料の「CO2を食べる自販機」を設置

アサヒ飲料、阪神電気鉄道と神戸高速鉄道は、脱炭素社会の実現に向けた取組みとして、阪神本線及び神戸高速線の主要駅・太陽光パネル設置駅(杭瀬駅、大物駅、尼崎センタープール前駅)を中心とした計9駅に、「CO2を食べる自販機」を設置している。CO2吸収性能として、1台当たりのCO2年間吸収量は稼働電力由来のCO₂排出量の最大20%を見込んでおり、スギ(林齢56~60年)に置き換えると約20本分の年間吸収量に相当する。

「CO2を食べる自販機」は関東・関西エリアを中心に、CO2濃度が高いとされる屋内など様々な場所に2025年4月末時点で約1,500台設置されている。脱炭素社会の実現に貢献する国内初の取組みであり、大気中のCO2の吸収を可能にした自動販売機は、アサヒ飲料が特許(特許第7282338号)を取得済みである。

自動販売機から吸収したCO2は、取組みに賛同する各自治体や企業と共創しながら、様々な工業原料として活用することが計画されている。アスファルトやコンクリートの原料に配合し、CO2の固定化や海中での藻場造成などに活用することで、ブルーカーボン生態系の再生を図ることなどが検討されている。

CO2資源循環モデルの取組みは、アサヒ飲料が将来世代にワクワクと笑顔をつなげていくための活動「100 YEARS GIFT(100年ギフト)」の一環である。自動販売機を通した環境負荷低減に貢献する取組みによって、100年先のサステナブルな地球を目指していく。


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