【物 流】第一建設 セルフロッカーの自動版「バゲッジキーパー」取り扱い開始
第一建設はオカムラと提携し、自動搬送型荷物保管システム「バゲッジキーパー(BAGGAGE KEEPER)」の取り扱いを開始した。「バゲッジキーパー」は、セルフロッカーの自動版ともいえる荷物預かりシステムで、荷物の自動搬送により、省スペースかつ高効率な荷物管理を実現する。ホテル・宿泊施設を中心に、荷物預かり業務の効率化と利用者満足度の向上に貢献していく。
政府は『観光先進国』への新たな国づくりを目指し、2016(平成28)年3月に『明日の日本を支える観光ビジョン』を策定し、2030年に訪日外国人旅行者6,000万人という目標を掲げた。2024年には訪日客数3,600万人を突破し、過去最高を記録している。一方、宿泊業界では深刻な人材不足が続いており、業務効率化と省人化が急務となっている。
このような背景を踏まえ、取り扱いを開始した「バゲッジキーパー」は、ホテルの荷物一時預かり業務の省人化・非対面化を実現する。ゲストとフロントスタッフの対面対応を減らし、非接触で安心・安全な荷物預かりを可能にする。またホテル業界のみならず、空港・駅・商業施設などでも活用でき、コインロッカー不足の解消や手ぶら観光推進といった、観光業界全体の環境整備にも寄与している。
今後、「バゲッジキーパー」は単なる荷物保管だけでなく、運送会社との提携により、宿泊施設から次の宿泊先や空港への荷物配送サービスとも連携を図っていく。これにより、利用者はチェックアウト後に荷物を預けたまま次の目的地に手ぶらで移動でき、観光中の自由度向上や移動時の負担軽減、さらに空港での待ち時間短縮など、より快適で効率的な旅行体験をサポートしていく。将来的には、ホテル業界のみならず、空港・駅・商業施設などとも連携を深め、観光立国推進の一助となるサービス基盤の構築を目指していく。
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