【環 境】沖縄電力 沖縄県・波照間島で再エネ導入拡大実証事業を実施

沖縄電力、沖電工、ネクステムズおよび石垣島未来エネルギーは、内閣府が公募する「令和7(2025)年度沖縄型クリーンエネルギー導入促進実証事業」に4者共同事業体(コンソーシアム)で応募し、「波照間島における再エネ導入拡大実証事業」が採択された。

波照間島では平成21(2009)年に、国内初の可倒式風力発電を導入しており、平成30(2018)年には再エネ利用拡大への取り組みとして、沖縄県の事業を活用しモーター発電機(MGセット)を設置し、令和2(2020)年には約10日間の再エネ100%の電力供給に成功した。 

「波照間島における再エネ導入拡大実証事業」では、新たに再エネ電源、蓄電池、離島EMS(Energy Management System)と需要家側EMSを構築し、それら設備と既設ディーゼル発電機を効果的に組み合わせることでシステム全体を制御し、波照間島内の電力系統を安定化しながら、再エネ100%による電力供給の更なる時間拡大を目指す。

同事業を通して得られる成果は、沖縄エリアと類似する国内外の島嶼部やマイクログリッドを志向するエリアへの展開など、国内外のカーボンニュートラル推進に寄与する技術開発となることが期待できる。


・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です