【流 通】LINEヤフー「メディア透明性レポート(2024年度版)」を公開
LINEヤフーは運営する主要な投稿型プラットフォームサービス(「Yahoo!知恵袋」「Yahoo!ファイナンス掲示板」「LINEオープンチャット」「LINE VOOM」「Yahoo!ニュース コメント欄」)における誹謗中傷などの不適切な投稿への対応状況をまとめた「メディア透明性レポート(2024年度版)」を公開した。
LINEヤフーでは、ユーザーが自由に自身の考えや疑問を投稿したり議論したりできる表現の「場」として、複数の投稿型プラットフォームサービスを提供している。これらのサービスでは、それぞれの目的や特性に応じたガイドラインを定めており、誹謗中傷などの不適切な投稿を禁止し、違反行為に対しては投稿の削除や投稿停止措置などの厳正な対応を行い、ユーザーが安心して利用できる環境作りに努めている。
2024年度の「メディア透明性レポート」は前年度と同様、「Yahoo!知恵袋」「Yahoo!ファイナンス掲示板」「LINEオープンチャット」「LINE VOOM」および「Yahoo!ニュース コメント欄」の5サービスについて、各サービスの投稿削除等のコンテンツモデレーション実績や社内の体制、2024年度の新たな取り組みなどを公開した。今回の2024年度版では、情プラ法上の大規模特定電気通信役務提供者としての対応を見据え、同法施行規則の項目のうち削除件数の集計範囲の見直しや「自らの探知による削除件数」と「利用者からの通報を受けて削除した件数」の区別を行うなど、従来より集計項目を増やし、大幅なアップデートを行った。
LINEヤフーは、2024年度においても24時間体制の専門チームによる人的なパトロールや自社で開発したAIを駆使し、各サービスにおいて投稿の削除措置を行っており、「Yahoo!知恵袋」1カ月平均約551.7万件の投稿のうち、約3.7万件(約0.7%)、「Yahoo!ファイナンス掲示板」1カ月平均約245.1万件の投稿のうち、約4万件(約1.7%)、「LINEオープンチャット」1カ月平均約4億5,956.9万件の投稿のうち、約58.1万件(約0.1%)、「LINE VOOM」1カ月平均約3,361万件の投稿のうち、約25.4万件(約0.8%)、「Yahoo!ニュース コメント欄」は1カ月平均約949.9万件の投稿のうち、約10.6万件(約1.1%)を削除した。
また2025年4月1日に施行された情報流通プラットフォーム対処法において、LINEヤフーは大規模なプラットフォーム事業者として指定を受けており、削除対応の迅速化と運用状況の透明化を目的とした新たな規律が適用されることになったため、投稿者の表現の⾃由に配慮しながら、不適切な投稿への対策を強化する。あわせてコンテンツモデレーションの取り組みの透明性を⾼め、ユーザーや外部の有識者等からいただいた様々な指摘を踏まえつつ、表現の「場」として継続的な改善を⾏っていく。
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