【物 流】帝国データバンク 熱中症対策に関する企業の実態アンケート結果を公表
帝国データバンクは、熱中症対策に関する企業の実態アンケート結果を公表した。熱中症対策の義務化について企業の55.2%が認知しており、建設業で認知度高く9割超が対策を実施しており、クールビズやサーキュレーターの活用など「予防策」が目立っている。なお運輸・倉庫業界における認知状況は52.1%となっている。
対策を行っている企業のうち、「クールビズの実践(制服や作業服の変更などを含む)」が70.5%でトップだった(複数回答、以下同)。次いで「扇風機やサーキュレーターの活用」(60.7%)が6割台、「水分・塩分補給品の支給」(55.7%)が5割超となった。「ファン付きウェアやサングラスの活用」(36.9%)および「空調設定の見直し」(30.4%)が3割台で続き、クールビズや設備・備品の充実、暑さ対策グッズの支給による「熱中症予防」に関連する対策が上位に並ぶ結果となった。
今回の調査では、「従前より熱中症対策について就業環境整備に一定の配慮をしてきたが、年々猛暑が厳しさを増すなか、現行の対策で十分か再考の余地がある」(機械製造)といったコメントにあるように、近年の気温の上昇を受け、今後の熱中症対策の強化を課題に考える企業は少なくない。また「エアコンの新規導入を考えているが、設備投資額が大きいため、補助金を活用できないか情報収集している」(メンテナンス・警備・検査)など、対策を強化したいものの、費用面がネックになっている様子もうかがえた。
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