【物 流】AGC デジタル技術で物流効率化と在庫管理省力化を実現
AGCは、化学製品の物流課題解決と在庫管理省力化を実現する新たなサービスを、2025年後半から開始する。このサービスはデジタル技術を活用して、コンテナ内容量を測定可能なISOコンテナで化学製品の輸送を行う独自の仕組みであり、物流効率化と顧客の在庫管理省力化に貢献するとしている。
従来、化学製品の在庫管理・発注は顧客が対応するものであり、その作業は煩雑化していた。また、働き方改革関連法の改正等によって将来的に輸送能力の確保が困難になるとされており、荷下ろしに時間を要する液体化学製品の特性から、ドライバーの待機時間も課題となっていた。
新サービスでは、センサーを取り付けたISOコンテナが取得したデータを、独自のアルゴリズムで解析することで、コンテナ内の化学製品の残量をリアルタイムで把握する。これによりAGCは最適な納入スケジュールを顧客に提案し、顧客の在庫管理の手間を大幅に軽減することができるとしている。またコンテナは顧客の貯槽としての運用が可能であり、顧客による貯槽の建造やメンテナンスも不要となる。
さらに、ISOコンテナはトラックヘッドと連結・切り離しが可能なため、製品の充填や荷下ろし時におけるドライバーの待機の必要が無くなり、最大で90%の待機時間の削減につながる。
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