【アジア】MUFGと三菱UFJ銀行 インドネシアで三菱UFJ銀行子会社2社を合併
三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下 MUFG)と三菱UFJ銀行はインドネシアで、三菱UFJ銀行の連結子会社Adira Dinamika Multi Finance(以下 ADMF)とMandala Multifinance(以下MFIN)が合併することを決定した。ADMFを存続会社、MFINを消滅会社とし、インドネシア金融当局(OJK)を含む関係規制当局の承認後、実行される。
ADMFはインドネシア全土でオートローンや多目的ローンを提供しており、高いプレゼンスを確立している。MFINはインドネシアにおいて主に二輪の新車向けオートローンと二輪車を担保とする多目的ローンを展開し、特に東インドネシアにおいて高いプレゼンスを有している。合併は2023年6月に発表されたMUFGおよびADMFによるMFINの買収シナジーの深化を図るものであり、事業規模の拡大や地域優位性の補完、両社が有する商品群・マーケティングチャネルの補完、知見の共有によって革新性と競争力を向上し、ADMFの現地市場での地位を盤石なものとすることを目的としている。
アジアを第二のマザーマーケットと考えるMUFGにとって、東南アジア最大のGDPを有し、将来にわたり高成長が期待されるインドネシアは特に重視しており、外国銀行最大級の規模を有するジャカルタ支店に加え、2019年4月にはダナモン銀行を連結子会社とし、商業銀行業務の基盤を確立してきた。MUFGはインドネシアにおいて金融コングロマリットとして展開を進めており、今回の合併もその一環として実施される。
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