【環 境】雪印メグミルク 酪農由来のJ-クレジットの活用を開始
雪印メグミルクは持続可能な酪農生産へ貢献するため、北海道銀行およびGreen Carbonと連携し、酪農由来のJ-クレジットの活用を開始した。
酪農分野ではメタン等の温室効果ガス(以下 GHG)の削減が課題となっている。家畜の排せつ物を堆肥化する過程ではGHGが発生するが、強制発酵設備を導入することで従来は4~6か月を要していた堆肥化の処理時間が24時間に短縮され、GHGを削減できる。
雪印メグミルクは、J-クレジットの方法論(家畜排せつ物管理方法の変更(AG-002))を用いて認証されたクレジットを活用する。今回の取組みは、同社がクレジットを購入することで、強制発酵設備の導入にかかる北海道の酪農家の負担を支援し、GHG削減を実現する。この取組みはグループの重要課題(マテリアリティ)である「持続可能な酪農への貢献」や「環境負荷の低減」に寄与する。2025年~2032年の8年間合計で11,500t-CO2のクレジットの購入量を予定している。
雪印メグミルクはTNFD(※)における「生物多様性の保全」への取組みとして、2025年秋の本格開示に向けて、森林保全・水源の涵養(かんよう)、持続可能な酪農を重点施策として進めていく。
TNFD
(The Taskforce on Nature-related Financial Disclosures)
自然関連財務情報開示タスクフォース)
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